2021年12月にスタートしたProject NANOPASS(プロジェクト・ナノパス)というNFTプロジェクトをご存じでしょうか?
このプロジェクトは発売開始と共に即完売し、その後も取引が盛んに行われている人気NFTプロジェクトです。
今回はそんなナノパスについてどんなプロジェクトなのか解説していきます。
今から参加すればあなたも先行者利益を得られるかもしれませんよ?
プロジェクトナノパスとは
ナノパスはアシスタントAIが最大の特徴のNFTプロジェクト
ナノパスの最大の特徴、他の多くのNFTプロジェクトとの差別化点はアシスタントAIの作成に力を入れており、それのユーザーへの提供を約束しているところです。
アシスタントAIというのは実用化されている例でいえば、「Siri」や「Alexa」といった声を掛けたらある程度意図を理解して、作業をしてくれるようなAIのことですね。
ですがそれらは基本的に音声のみの機能です。
AlexaやSiriが身振り手振りを用いて嫌がったり、敬礼して「わかりました!」と返事することもないでしょう。
ナノパスはデスクトップ上で動くアシスタントAIの機能を持つ3Dキャラクターの提供を計画しているのです。
そもそもこのプロジェクトの創設者のRei氏は「たまごっち」と「アイアンマンのジャービス」に強く影響を受けたと語っています。
ジャービスというのはアシスタントAIですね、アイアンマンを知らなくてもSF作品を見たことがある人なら、思い浮かぶ存在はいくつかいるのではないでしょうか?
ナノパスでのAIの名前は「Agent of the Nonoverse(ナノバースのエージェント)」と名付けられ開発が進んでいるようです。

現在はまだローンチはされていませんが、公式のライトペーパーでこのようなヴィジュアルが公開されています。
初期の機能はかなり低いようですが、ユーザーとの会話を時間をかけて続けることで機能の向上を目指していくようですね。
最終的にはこのエージェントがPCの中で暇なときは本を読んだり、遊んだり、疲れたら寝て、起きて歯を磨いてというような行動をとらせることを目標としているようです。
AIと会話しAIと仕事をする世界が来るのでしょうか?
アクセスパス:NANOPASS
このプロジェクトで最も力を入れているのはアシスタントAIの作成のようですが、その前段階としてアーリーアクセスパス:NANOPASSがNFTとして販売され、現在5555個流通しています。
そして多くのNFTプロジェクトと同様にこれを所持していることで色々ないいことがあるんですね。
NANOPASS所有の特典
NANOPASSは仮想空間の土地を兼ねているようです、加えてこれを所有しているといくつかの特典があります。
NANOPASSの所有者は毎週「BlackBox」というNFTを得ることができます。
また先ほど紹介したアシスタントAI;Agent of the Nonoverseのセール時には優先的に購入できる権利が得られます。
ではBlack Boxについてかなりボリュームがありますので説明していきましょう。
Black Box

ブラックボックスはランダムに貴重なNFTが獲得できるボックスです。
そもそもエージェントとナノパスとブラックボックスにはこんな設定があります。
エージェント#0と#1号によって「NANOPASSES」がこの世界に密輸された。
偶然にもエージェントたちはとあるコードを解読し5555個のNANOPASSを開発できたのだ。
そしてこれらNANOPASSはネットワークに侵入しデータフラグメント:ブラックボックスを盗み出すことができる。
エージェント#0、#1というのは開発者のことを指しているんです。
ブラックボックスからどんなNFTが得られるのかはまだ発表がありませんので、これからの展開に注目していきたいですね。
NANOPASSの5つのテーマ
NANOPASSは1テーマ1111個で計5つのテーマが存在します、かなりデザインが面白いのでに1つずつ見ていきましょう。
CYPBERPUNK

最初にお見せするのはCYBERPUNK(サイバーパンク)というテーマのナノパスです。
サイバーな雰囲気の未来の東京といったイメージでしょうか、ネオンで日本語が書いてあります。
このテーマの最低価格は0.725ETH(33万円)です。上の写真ではイーサリアムのマークや下に車がありますが、低価格ではそれらがなく簡素なNANOPASSになっています。
EASTERN GEM

EASTERN GEM(東洋の宝石)というテーマです。イメージとしては中国でしょうか、竜や筋斗雲が特徴的ですね。
このテーマの最低価格は0.68ETH(31万円)です。低い価格帯では竜や筋斗雲、橋がなくこれまた簡素なNANOPASSになっています。
SPACESTATION

SPACESTATIONは宇宙船の整備基地のような外観のテーマです。
最低価格は0.77ETH(35万円)で他テーマと比較して人気のテーマとなっています。低価格帯ではロボットがいなく、その代わりにスペースシャトルがあったりと様々変更箇所があります。
UNDERWORLD

UNDERWORLD:地下世界のテーマです。イメージとしては地獄という感じでしょうか。
最低価格は0.7ETH(32万円)です。低価格帯では写真では右側の赤く光っているオブジェクトが別のものに置き換わっています。
詳しくはわかりませんが、赤いオブジェクトのレアリティが高いようですね。
FANTASY

FANTASYというよくあるゲームの世界観のようなテーマです。
最低価格は0.689ETH(31万円)で、それほど変わるわけではありませんがEASTERN GEMと並ぶ低価格テーマですね。
低価格NANOPASSでは中央にドラゴンはいませんし、右側の青白く光るキノコみたいなやつもないです。
レジェンダリーNANOPASS
これらのテーマとは一線を画す、最高レアのレジェンダリーNANOPASSというNFTが5つのみ存在します。5つしかないので当然高値で取引されます。

一例ですがこれはEASTERN GEMのレジェンダリー版ですね、通常版では竜は緑色ですがレジェンダリーは黄金です。
他4つのレジェンダリーNANOPASSも観たい方はOpenSeaよりご覧ください。
平均価格推移と最低価格

12/16日に発売開始されたばかりなのでまだ十分な時間がたっているとは言えませんが、平均価格の最高は12/17日に1.68ETH(76万円)をつけています。
現在の平均価格は0.74ETH(34万円)となっており、最低価格は0.68ETH(31万円)となっています。

ちなみにこちらが最低価格のNFTのテーマEASTREN GEMのNANOPASS#3472ですね。
同じテーマの中でも所々パーツが違く、この#3472は上ので紹介したのものと比較すると竜や筋斗雲がいなかったりと簡素ですよね。
NANOPASSの場合はパーツが多くよりごちゃごちゃしたものがレアリティが高く高値で取引される傾向があります。
Project NANOPASSの今後
今後プロジェクト・ナノパスがどう展開していくのか公式のロードマップを参考にしてご紹介します。
- 01パスのMint
ナノバースのサポーターの証としてNANOPASSの販売開始
- 02コミュニティのVault(金庫)がオンラインで使用可能
フェーズ1完了後にコニュニティー共通の保管庫が公開される
- 03週ごとにブラックボックスをドロップ
ナノバースから毎週様々なNFTがドロップされるボックスを配布
- 04プロジェクト・サブネット公開
アシスタントAIをはじめとしたネットワークの構築
- 05NFT同士の連携
ほかの有名NFTプロジェクトとの連携、パスホルダーはプロジェクトに優先的にアクセス可能
- 06ブラックボックスのラインナップ追加
プレミアムブラックボックスの販売、パスホルダーの優先購入権
プロジェクト・ナノパスで作られる世界のことをナノバースというようですが、基本的にナノバースの拡大を目指してこのプロジェクトは進んでいくようです。
12/16に発売開始したばかりなのでまだ「01」の部分しか完了していないことになります。
このプロジェクトのメインは「Project Subnet」アシスタントAIの作成なので、最も楽しみなのは「04」ですね。
そこまで順調に進めばこのプロジェクトは今と比べることもできないほど注目され人気になっているでしょう。
まとめ
12/16日に発売開始したばかりの若いNFTプロジェクトですが、人気になるのもわかるぐらい魅力的なプロジェクトだと感じます。
自分だけのアシスタントAIが手に入るなんてあこがれませんか?
SF作品好きの私としては是非とも参加してみたいプロジェクトですね。
しかし最終的にどのぐらいの性能のAIが機能するのかは疑問ですね、天下のgoogleさんでもアシスタントAIに関しては発展途上ですし。
対応言語もまだ英語しか考えられていないようですし、AIがもらえても英語が喋れなければ意味ないという、日本人の参加は慎重になるべきでしょうね。
価格に関してはほかの人気NFTプロジェクトと比べて現在抑えられているように感じます。
今後ロードマップ通りに進むのかどこかでとん挫するのか、引き続き注目し記事の更新を行っていくつもりです。
以上ご覧いただきありがとうございました!
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