全1万点のクリプトパンクスのうち最もレアリティの高い作品が何か知りたいとは思いませんか?
皆さん今まで「最高何億円で落札!」とかそういう記事を見たことがあるかもしれませんが、その作品が最もレアというわけではないんですよ。
最高レアな作品は売りに出されず、とある資産家が保有しているのです。
もし売りに出されることがあるのなら現時点における最高金額を優に超えてくるでしょう。それほどその1体はズバ抜けているのです。
今回はその作品について保有者の情報を含め解説いたします。ぜひ楽しんでいってください!
最高レア:CryptoPunks #8348

いきなり紹介しましたがこちらの#8348が全1万点のクリプトパンクスのうち最もレアリティが高い作品です。
一見すると少しちゃらちゃらした煙草をすったおじさんという感じであまり高級感は感じませんが、ごちゃごちゃ色々なものをつけているな、という印象です。
ちなみにこちらのクリプトパンクスが20億円近い値段での最高額での落札を記録している作品ですが、装飾はシンプルですが顔は青く全体の中では珍しいのかなと感じます。
これは1万点のクリプトパンクスの写真の一部を切り取ったものですが、顔が青いクリプトパンクスは見かけませんが、最高レアと紹介した#8348のおじさんみたいな男性は何人かいそうですよね?
それなのになぜ#8348が最高レアと呼ばれるのか、その理由を順番にご紹介します。
所持特徴数7のクリプトパンクスはこの作品のみ
結論から言うと、「これだけごちゃごちゃ顔に色々ついている作品はこの作品しかない」ため最も高レアリティ、ということです。
このことを詳しく説明する前にクリプトパンクスのタイプと特徴について軽くご紹介します。
クリプトパンクスのタイプ
エイリアン

サル

ゾンビ

女性

男性

クリプトパンクスのタイプは上の5種類に分けられます。最高額で落札されたクリプトパンクスの顔が青でしたね。
その理由がこちらです。

男性と女性で全作品の99%を占めており、顔が青色のエイリアンはたった9体しかいないわけですね。だからこそ希少性が見いだされ20億円で落札されたということです。
そして私が高レアと呼ぶ問題の#8348はタイプ:男性です。
最も数が多いタイプなのですがこの作品の希少性はここでは発揮されず、次に紹介する特徴に関することが#8348を最高レアたらしめているのです。
クリプトパンクスの特徴


特徴とは皆さんのイメージ通り、クリプトパンクスの髪の毛やひげ、その他帽子やイヤリングなど装飾品のことを指します。
上に例に挙げたタイプ女性のクリプトパンクスの違いは頭部で、左は糸状の髪の毛、右はティアラをつけており、値段は左の作品が3000万円、右の作品は12億円です。
これはティアラという同じ特徴を持つクリプトパンクスの数が極端に低く、右の作品の希少性が高まっているためです。

さあ、ということでしたらこちらの#8348はとんでもなくレアな特徴をもっているのでしょうか。
赤の線の入った帽子は一人しかかぶっていないとか?茶色のひげを蓄えている作品はこれ1体とか?
どちらもありふれているとは言いませんがそれほどではなく、逆に女性で紹介したティアラのほうがよほどレアリティは高いのです。
では何が#8348を最高レアたらしめているのかというと圧倒的なまでの特徴数なのです。
特徴数

/数字はその特徴をもつクリプトパンクスの数
特徴数というのはそのクリプトパンクスがもつ特徴の数です。右の枠で囲った中の情報はOpenSeaのPropertiesを開くと出てくるものになります。
上の例にあげた女性のクリプトパンクスはお示ししたの3つの特徴をもち、そして3つの特徴をもつクリプトパンクスは4501体いるとあります。
では件の#8348の情報を見てみましょう。

驚異の特徴数7個!全1万点のうちこのクリプトパンクスしかそんなに持っている作品はありません。これこそがこの作品が最もレアリティが高い要因です。

所持特徴数の分布をみてもらえればその異様さは明らかです。特徴数0でさえ8体いますが、7個はこの作品のみなのです。
クリプトパンクスの各特徴のレアリティを計算しトータルのレアリティを算出しているサイトがあるのですが、20億で落札されたエイリアンのスコアが2288.00、一方#8348は10342.868という数値を出しています。NFTレアリティチェックサイトRarity.tools
レアリティでいったら4倍以上ですよ、もしこのクリプトパンクスが出品されたらどれくらいの値段が付くのでしょうか。
保有者:Daniel Maegarrd(ダニエル・マエガード)
ビットコインで億り人に
保有者はDaniel Maegaard(ダニエル・マエガード)氏、彼は合計21体のクリプトパンクスを所有しています。クリプトパンクスを21体所有ってやばすぎますね
彼はもともと資産家でもなんでもなく、いってしまえば仮想通貨で大儲けした億り人というカテゴリに入ります。
8年前に大学生だった氏は仮想通貨に目をつけわずか数千ドルの元手でビットコインに投資を始めたようです。その後ビットコインの価格は100倍にもなり大きな利益を得たようですね。
これ氏のビットコインのインとアウトのタイミングなんですが、天才すぎませんかね。こんなトレードできたらどれだけ楽か
リップルで大儲け
氏はビットコインのほかにアルトコインであるリップルにも注目していました。
0.005ドル以下のような低価格時に購入しのちに価格が跳ね上がり、売却し大きな利益を得たようです。
また今まで仮想通貨で稼いだ半分以上の額である40万ドル以上をほかのアルトコインに投資し、そのほとんどが40%以上の値上がりを記録しそこでも大きく稼げたようですね。
NFTに注目
氏はその後仮想通貨に投資を続けますが99%以上下落してしまったコインもあったようで、以前ほどの過熱感を感じなくなったようです。
そこで次に2017年当時新しい技術としてうわさに聞いていたNFTに注目し、その後NFTアートのクリプトパンクスに興味をひかれ多くの作品を購入したのです。
クリプトパンクス自体は2020年の5月から購入し始めたようですがこれもまた2021年NFTの過熱感がまし、価格は大きく上昇しています。
しかし氏はNFTについては短期的な投機の意味合いよりも、アートとしての価値が長期的上昇していくのではないかと言っていますね。
まとめ
編集後記
特徴数7個のとんでもないクリプトパンクスを見つけたのでどんな人が所持しているか調べたら仮想通貨おくりびとだったとは。
金持ちの実業家とかスポーツ選手とかかと思ったんですが、少し意外でした。
こんな人の存在や儲かったエピソードを聞いちゃうと夢見ちゃいますよね。
でも氏も経験したといっているようにアルトコインとか価値がほぼ0になることも珍しくないと思うので難しいですよね。
よく何年前にいくら購入していたら今頃~億円とかいう記事見ますけど、その裏で価値が0になる投資をしてしまうリスクをはらんでるんですよね。
でも私は投資に夢を見てみたいですね、こういう人間が養分になるんでしょうか。。。
長々と失礼しました。以上ご覧いただきありがとうございました!
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