Webブラウザ「Brave」は怪しい?ビジネスモデルを徹底解説!

Brave

広告をブロックしてくれるBraveですが、広告料で稼いでいるパブリッシャーはどうなるのでしょうか?

Braveを使用することでブロガー、ユーチューバーは収入が減ってしまうのでしょうか?

今回はBraveがどのようなビジネスモデルを描いているのか、実際にお金の巡りはどのようになるのか詳しく解説していきます。

お金の巡りを知ることで不安を感じている人も、安心して利用することができると思いますよ。

この記事でわかること
  • ウェブ広告のビジネスモデルの問題点
  • Braveが主張するパブリッシャーの収入の減少がそれほどではない理由

大手新聞社がBraveへの訴訟を検討(2016年)

アメリカの複数の新聞社が「広告をブロックし自社の広告にすり替えるBraveはコンテンツを盗用しているようなものだ」と批判しました。

「法的措置を検討している」とBraveを脅したということがあったようです。

Braveが出る以前よりアドブロッカーを製品とする会社とたびたび論争になっていたようです。

「広告主の払ったパブリッシャーへの金を搾取しているのでは」という疑惑ですね。

Braveはこの問題に対して「多くのブラウザと同様にコンテンツを見やすいように並び替えているだけで盗用ではない」、「Brave以前にユーザーは自由にアドブロッカーを使用しているので問題はない」と開き直っています。

しかしこれに関しては続報がなくただ脅したというだけのようです。

Braveが訴えられるかも、というようなことは2016年のこの事例のみであり、その後ニュースになるっぐらい法的に問題になったことはなさそうです。

しかし本来広告をみてその分パブリッシャーに支払われるべきお金はどこに流れているのか気になりますよね?

その説明をまず従来のWeb広告のモデルを説明するところから始めましょう。

Web広告のビジネスモデル

広告のビジネスモデル
  • 広告主が自社のサービスや製品の宣伝のため広告費を投入
  • YouTuberやブロガー、Webメディアなどのパブリッシャーは広告をネットユーザーに見せることで報酬を得る
  • 広告によって商品やサービスの認知度が高まり、ユーザーから広告主にお金が流れる

ネットに限らずテレビCMなどを含め広告に関するお金の流れというのはこのようになっています。

原則としてここに関わる人種は広告主パブリッシャーユーザーの三名で、加えて・グーグルなどに手数料として広告費の数%マージンとして取られるという形です。

場所代としてグーグルにお金を取られるのは目をつむるとして、一見このモデルには何の問題もないように思えます。

しかしこの広告のモデルには様々な問題が潜んでおり、それは日々テレビやスマホに触れている皆さんも感じているかもしれません。

では次にこのモデルの問題点をご紹介していきましょう。

広告が多すぎて煩わしく、購買意欲を沸かせるものではない

これは同意見だという方も多いのではないでしょうか?

現状あまりにも多すぎる広告によって快適なブラウジングが損なわれていると感じることも少なくありません。

しつこすぎる広告でその会社の商品の評価が下がってしまったりすることもあり、広告主にとってもネット広告への資金投入はコスパが良いとは言えない可能性があるのです。

ユーザーが広告を見ることでその会社の商品を購入しなければ、このビジネスモデルは成り立ちません。

お金を払っても広告を見た人に不快な思いをさせるだけなら、広告主もわざわざ広告費を払わないでしょう。

広告費を搾取するサードパーティー(第3者)の存在

Braveの開発者であるBrendan Eich氏曰く、広告費用が多数のサードパーティーによってマージンが抜かれておりパブリッシャーに正当な分のお金が支払われていないということです。

パブリッシャーだけでなく広告主にとっても、費用が自社の商品の宣伝のために使われないのでは不本意でしょう。

Braveのビジネスモデル

Braveの場合広告主からパブリッシャーに対して支払われる広告宣伝費は、ベーシックアテンショントークン(BAT)という仮想通貨で行われます。

パブリッシャーはユーザーに対して広告を見せますが、ユーザーは自身で見る広告の量を決められるので多すぎる広告にうんざりすることはありません

そしてその対価としてBATがユーザーに対して支払われます。

本来パブリッシャーに対する費用がユーザーに流れるわけですから当然パブリッシャーの収入は減少すると考えられます。

しかしBraveはパブリッシャーの収入の減少はそれほどではないと主張しているんです。

パブリッシャーの収入減少がそれほどではない理由

ユーザーからパブリッシャーへのスパチャ

そこでBraveが推奨しているのはユーザーが「パブリッシャーに対してBATでスパチャという形で支援すること」です。

これがBraveが主張するパブリッシャーの収入が減らない最大の理由なわけですが、皆さんどう思われるでしょうか?

確かにカジノでも現金をチップにすることで、金銭感覚を麻痺させてお金の流れを活発化させることに成功しています。

スパチャの方法を現金でなくBATで行わせるというのは良いアイデアかもしれません。

しかしだからといってスパチャが一般化するとも考えにくく、この考え方が社会に浸透するかどうかがBraveが今後を左右するのではと思います。

サードパーティーの排除による資金の効率化

従来のWeb広告システムでは多数の第三者が広告費を搾取しているという問題点があったようですが、Braveはそれらをカットしているとのことです。

これによって第三者に流れていた資金がパブリッシャーに流入するので収入の減少は補われるとのことです。

この点に関しては従来のシステムにおいてどの程度広告費が第三者に搾取されていたのかの情報がないので何とも言えませんね。

しかし広告費の70%がユーザーに流れるようなのでそれを補填できるほど搾取されていたとも思えないので、スパチャと合わせてどの程度パブリッシャーに還元されるのか気になるところです。

ユーザーはスパチャをするのか

パブリッシャーの収入を確保するにはユーザーからのスパチャという形での金の流れが必須というのがBraveの主張です。

しかし私が実際にBraveを2か月使ってみて広告をみてBATをもらい、それをパブリッシャーに還元する気になったかというとそれはです。

コンビニのおつりを募金箱にいれるかどうか

人によりますが広告を見て稼げるBATは月に100円程度だったりします。

なのでそれをコツコツためていこう、という考えにはならずたまっていることも忘れるくらいなんですが、だからといってスパチャという選択肢にはならないんですよね。

コンビニで少額のおつりをもらうとき、はした金だからそばの募金箱に入れますか?とりあえずもらっときますか?感覚としては似ていると思います。

まぁ現在はBraveもそこまで普及していないのでBATでの支援のシステムも整っておらず、支援できるクリエイターがほとんどいないことが最大の問題だと思います。

まとめ

Braveの使用でパブリッシャーの収入が減らない理由
  • ユーザーからパブリッシャーへのスパチャが増えるから
  • 第三者が排除され広告費が搾取されないから

上記の2つの理由がユーザーが広告をカットしてもパブリッシャーの収入はそこまで減らないとするBraveの主張です。

正直なところ「ホントか?」と思いますね。

ユーザーからパブリッシャーにそんなにスパチャとかしないのではと感じますよね。

ユーザー側からしたらBraveの使用は全くデメリットはないので今後ユーザー数は上昇するとは思いますが、両者にメリットがないとグーグルにとって代わることは厳しいのではと感じています。

以上ご覧いただきありがとうございました。

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